米国の住宅価格と土地価格について

日本の住宅の物件(うわもの)価値は20年前後で「0(無価値)」になります*1。それに対して米国はどうかを考える際、米国の住宅価格は土地価格が含まれているため、そのままで比較することは困難です。

そこでここでは、Lincoln Institute of Land Policyのデータを利用し、独自に米国の住宅の物件(うわもの)価値を計算してみました。

米国の住宅価格と土地価格について

日米の住宅価値(うわもののみ)のイメージも作成してみました。

日米の住宅価値の変遷(イメージ図)

なお、日本の中古住宅市場の問題点等について、以前、書いたものがあります。

日本の既存住宅市場における問題点とその活性化に資する制度・インフラについての考察

*1)リチャード・クー/佐々木雅也(2008)「なぜ日本は豊かになれないのか」『知的資産創造(2008年10月号)』野村総合研究所流通市場研究会

広告

takuom について

高崎商科大学 商学部/大学院商学研究科 教授、早稲田大学 理工学研究所 客員研究員/エコノミスト/大学教員/金融・ファイナンス、経済統計、非営利事業、環境政策/天然住宅バンク理事【著書】銀行システムの仕組みと理論(単著)、おカネが変われば世界も変わる(共著) 【お願い】執筆、講演等のご依頼は下記(メール)まで。メール:tkmaeda1963@4月@gmail.com(但し、実際に送信する際には「@4月@」を「@」に変更してください)
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

米国の住宅価格と土地価格について への3件のフィードバック

  1. 太田代孝作 より:

    「日米住宅価格の変遷」のグラフ拝見しました。話しでは聞いていましたが、実際グラフで見てみるとすごい差ですね。日本は今後もこんな感じのグラフのまま続いていくのでしょうか・・・。(汗、)

    • takuom より:

      今のままだと長期優良な住宅をいくら建ててみても、住んでいる人は住宅の点検や修繕をしない(から当初の耐久性を維持できない)でしょうし、金融機関は中古住宅の価値を減価償却ルールの中でしか見積もらない(から上物を撤去して土地だけにする方が高く売れるので上物を壊す)でしょうし、ビルダー(リフォームより)も新築を勧めるでしょうから、スクラップ・アンド・ビルドを繰り返すものを思います。

      「どこから手を付けるのか?」にはいろいろな意見があるのですが、ともかく中古住宅市場が機能するような社会にしていくことが大切です。そのために「これをすればよい」ということではないので、総合的な対策が必要であり、私たちの研究会では「認証制度」を中心に総合的な制度設計を考えています(私たちの研究会では「住宅の長寿命化」だけでなく、「持続的な森林」も目指しているので、さらに”総合的”ですが)。

      • 太田代孝作 より:

        なるほどいくら長期優良住宅ができても、それだけでは悪いスパイラルは断つことができないということなのですね。再度、『日本の既存住宅市場における問題点とその活性化に資する制度・インフラについての考察』を読み返して、米国住宅市場のように良いスパイラルの軌道に乗せるには「総合的な制度づくり」がやはり必要であることに納得できました。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中